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トライバルタトゥーのデザイン、解釈はとても多いです。世界史、歴史、宗教、文化、時代のトレンド、様々な要素と共にデザインは生まれ、昇華され、人々の記憶に残るような“作品“としても人々に刻まれてきました。ファッションとは似て非なる文化がタトゥーにはあります。

 

大局的な見方で言えば抽象的で簡略化したデザインであると言えます。ですが歴史的観点やデザインの起源を見ていくと、トライバルタトゥーには、独特の法則性があるのがわかります。豊かで深いイメージの世界観がありそれが個人のアイデンティティと融合するのです。

 

それが顕著に表れているのがポリネシアンタトゥー(polynesian tattoo)でしょう。地域でいいますと、マオリ・サモア・タヒチ・マルケサス諸島です。ポリネシアンタトゥーは自分をより魅力的に見せることがベースになっています。それだけではなくて社会的なステイタスを示すこともあります。そして既婚者であるサインでもあるわけです。呪術的や宗教的な意味を持つケースも少なくありません。

 

このような歴史を経ているトライバルタトゥー。彫る際には傷みは大変あったと言われてます。傷みを差し出すことによって得ることに意味があるのです。傷みの恐怖に打ち勝つ勇気もあるでしょう。実際に入れ墨を彫られているときの忍耐もその人のステイタスの一つとして、タトゥーを通して広く認知されるのです。

 


■トライバルタトゥー:ポリネシアンタヒチ

 

タヒチ語で「タタウ」という言葉がありますが、これがタトゥーの語源になったと言われます。トライバルタトゥーのデザインのベースはマケージャスタイルであるとも言えます。しかし、直線から曲線がせめぎ合うような形に変化を遂げます。マケージャスタイルの典型的な特徴である黒の面積が小さくなりました。線がさらに複雑な構成になってきたのです。こうしてできたのが、独自のタヒチスタイルのトライバルタトゥーです。伝統的なマケージャスタイルとは、かなり違ったテイストになっています。

 

大航海時代になると、ポリネシアの島々は植民地化されてゆき、トライバルタトゥーの文化を奪われてゆきました。タヒチも例外ではなかったのです。しかしながら、一度は失われ、奪われてしまったタヒチの人たちですが、彼等には「タタウ」とそれをとりまいている精神世界があったわけです。

 

タヒチでは聖なる力である「マカ」を持った人がいると言われています。マカの力を持っていない人々にとっては、影響力が強すぎる危険な存在として位置づけられています。マカを持った人物は「タプ」と呼ばれており、一般庶民とは接触できないように隔離するような習慣があったのです。

 

トライバルタトゥーは「タプ」でない人たちが「マカ」から身を守るというバリア的な意味合いがあったと言われています。「タプ」が他の人物とふれ合っても安全な状態になることです。タヒチの人たちのトライバルタトゥーである「タタウ」はこういった形として発展してきたのです。

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